役員

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役員

2024・2025
会長
古橋 友則 NPO法人六星 ウイズ蜆塚
副会長
青木 隆一 淑徳大学 総合福祉学部 (2024年度:筑波大学附属視覚特別支援学校)
田中 雅之 社会福祉法人 名古屋市総合リハビリテーション事業団
事務局長
堀内 恭子 社会福祉法人 日本ライトハウス 養成部
理事
岸本 和宣 社会福祉法人 岡山県視覚障害者協会 地域生活支援事業所みちしるべ
髙田 拓輝 教育庁 教育振興部 特別支援教育教育課 (2024年度:千葉県総合教育センター)
中澤 由美子 宮城県立視覚支援学校
藤縄 泰彦 社会福祉法人日本視覚障害者職能開発センター
堀江 智子 公益財団法人日本盲導犬協会富士ハーネス
丸山 華子 国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科
良久 万里子 鹿児島県視聴覚障害者情報センター
監事
住吉 葉月 特定非営利活動法人神戸アイライト協会
成戸 宏幸 大阪市身体障害者団体協議会

(五十音順)

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規約

入会について

年会費 3.000円
入会資格

本会の会員は日本ライトハウス養成部が実施する指導者養成(平成12年度までの歩行養成、平成13年度からの指導者養成1年前期、及び教育研修)、国立障害者リハビリテーションセンター学院が実施する指導者養成、その他、海外の指導者養成機関等、本会が認めた指導者養成を修了した者、及び修了見込みの者で、本会の趣旨に賛同する者。(詳細は規約を参照)

申込方法
  1. 下記口座に年会費3,000円をお振込みください。
    ゆうちょ銀行
    口座番号:00960-6-325993
    加入者名:歩行訓練士会
    ※氏名、所属、連絡先、案内の送付先、メールアドレス、何年度の会費かをご記入いただきますようお願いいたします。
    ご入金を確認次第、入会案内をお送りいたします。
  2. 会費納入日を日本歩行訓練士会事務局宛にメールにてお知らせください。
    アドレス:nippokai@lighthouse.or.jp

会長 古橋 友則(NPO法人 六星)

視覚障害者の駅ホームからの転落事故をなくすために

視覚障害者の方へのお願い

  • 白杖操作について受講した経験がない方は、歩行訓練を受けて下さい。
  • 受講経験のある方も、よく使う駅のホームの形状や安全な歩行経路等について、いま一度歩行訓練士と確認してください。
    施設一覧をご覧くだくか、当会までお問合せください。
  • 電車のドアに白杖が挟まれたまま発車してしまう事故もあるため、日頃から白杖上部のゴムを手首に通さないで持ち、危険を感じた時は白杖を離しましょう。
  • 駅ホーム上では、白杖を浮かさず接地したまま、肩幅より少し広く左右に振って歩いて下さい。
  • 乗降時には、必ず白杖で床が有ることを確認してから、足を出してください。
  • 普段と異なる状況(体調や環境)が有れば、駅員や乗客に援助を依頼してください。

一般の方へのお願い

  • 視覚障害者を見かけられたら、お声かけをお願いいたします。
  • 線路に向かって歩いているなど、危険を感じたら、迷わず呼びかけてください。
    「盲導犬の人、止まって!」など、「(その人が自分に声がかかっていると分かる一言)+止まって」と声をかけてください。
  • 無言でいきなり腕や肩をつかむのはやめてください。相手が驚いてしまい、かえって危険になる場合もあります。
    ただし、本当に命の危険が迫っている時は、ためらわずに「止まって、危ない!」など声をかけながら腕をつかんで助けてください。
  • 命の危険が迫っていない状況の声かけは、「こんにちは、何かお手伝いしましょうか」を基本にお願いします。
    声を出すことで、あなたの存在を伝えてください。

鉄道事業者の方へのお願い

視覚障害者を見かけられたら、お声かけいただき、見守りをお願いいたします。
またホームドアの設置など環境面における駅の安全対策をすすめてください。
視覚障害者の誘導方法や視覚障害者誘導用ブロックについてなど、ぜひ地域の歩行訓練士にご相談ください。
施設一覧をご覧いただくか、当会までお問合せください。

二度と大切な命が失われないように、日本歩行訓練士会として、歩行訓練や視覚リハビリテーションの普及と向上をはかってまいります。
皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

視覚障害者の踏切での事故をなくすために

視覚障害者にとって踏切の単独での横断は危険を伴います。
実際、2021年、2022年と続けて視覚障害者が踏切内で列車と接触し亡くなられるという痛ましい事故が発生してしまいました。
国では2022年6月に「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」の改定を行い、踏切道での視覚障害者の誘導について、

①踏切手前部に視覚障害者誘導用ブロックを設置(積極的な整備を求める内容)

②視覚障害者が踏切の外にいると誤認することを回避するため、踏切内に表面に凹凸のついた誘導表示等を設置(さらに高い水準として望ましい整備内容)と規定しましたが、特に踏切内の誘導表示については具体的な明示がなく、現在も検討が行われています。
日本歩行訓練士会では国土交通省の専門会議への出席や、当事者団体の皆さまと協力し、踏切周辺の安全な環境整備に向けての取り組みを行ってまいります。
これ以上の踏切事故を防ぐため、今できる対応を皆様にもお願いいたします。

視覚障害者へのお願い

  • 基本的に遠回りであっても迂回路があれば踏切の横断は避けるようにしてください。
  • 日常生活上、単独での踏切横断が必要な場合には、踏切周辺の環境把握をすることと、横断方法を知るために、歩行訓練士等と訓練や確認作業を行ってください。
  • 踏切横断の際、少しでも不安があれば周囲に人に声をかけ援助依頼をし、単独で横断することを避けてください。
  • 踏切内で内外がわからなくなった場合には、近いと思う遮断桿にぶつかるまで移動し、遮断桿の真下に棒と平行に向き、頭を隠すような格好で身を守ってください。

一般の方々へのお願い

  • 踏切手前で視覚障害者を見かけた際には、一声をかけて、援助の依頼があれば一緒に横断してください。
  • 踏切内で視覚障害者が迷っている場合には、声をかけて速やかに踏切外へ誘導をお願いします。

行政・鉄道会社へのお願い

  • 視覚障害者が安全に踏切を横断できるための方策を当事者団体や歩行訓練士とともにご検討願います。
  • 現状のガイドラインでは踏切内の整備方法が明確ではないため、まずは踏切手前の視覚障害者誘導用ブロックの設置をお願いします。
  • 地域の視覚障害者を対象とした踏切の安全な横断に関しての講習会等の機会を作ってください。

2023年4月27日
日本歩行訓練士会

2023年度 夏季研修会【会員対象】

開催概要

◇日時:
2023年7月8日(土)
10時20分~16時(9時45分受付開始)
※終了後、希望者のみ日本点字図書館見学予定(人数制限あり)

◇場所:日本点字図書館 (東京都新宿区高田馬場1-23-4)

◇形式:対面のみ(後日一部YouTube配信予定)

◇内容:調整中

第3回ミニ研修会開催のご案内【会員限定】

【日 時】2023年3月3日(金)19:30~21:00

【形 式】Zoom

【内 容】歩行訓練士の活動紹介と、踏切事故についての最新情報共有

1.活動紹介(地域)

◇善積 有子(よしづみ ゆうこ)氏   NPO法人アイサポート仙台

アイサポート仙台では、医療、福祉、労働、教育等の多職種の方と連携し、
裾野が広い支援を行っています。仙台市ならではの特色や、
地域で活動する歩行訓練士のあり方、
多職種との関わり方等についてお話ししていただきます。

◇原 志治(はら ゆきはる)氏 田辺眼科

地域の医療機関と連携して遠隔で支援をされている原さんに、
そのメリットやデメリットについてお話していただきます。
また、ご自身が首の手術をした際に感じた、
整形外科と眼科のリハビリの違いについてもお話し下さいます。

 

2.踏切事故に関する最新情報共有
★話題提供者
古橋 友則 氏 日本歩行訓練士会長
★昨年の踏切事故の検証結果や、
国土交通省主催「道路空間のユニバーサルデザインを考える懇親会」からの
最新情報等について報告していただきます。

【申 込】以下のフォームよりお申し込みください。
参加申込はこちらから
★締切 2月28日(火)17:00
★入室情報が3月1日(水)までに届かない場合はご連絡ください。
★入室は、19:10~の予定です。
【対 象】日本歩行訓練士会 会員
【参加費】無料
【担当者】良久・渡邊(研修担当)
※ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
★連絡先 日歩会事務局(080-2473-4144)

第2回ミニ研修会報告 ※動画あり【会員限定】

第2回ミニ研修会(講演部分のみ)

―動画の公開は終了しました―

日時:2023年2月3日(金) 19:30~
形式:Zoomによるオンライン開催

◇教育現場での歩行指導とは?
★講師 秋田県立視覚支援学校 教諭 佐藤 友紀子 氏
また、全国の盲学校・視覚支援学校の中で唯一の中途視覚障害者等を対象に日常生活動作や歩行、点字等のリハビリテーション的内容を学習で取り上げた初めての学科『生活情報科』についてもお話ししていただきます。

◇YouTuber梢の心になるほど隊 講話
★テーマ
「LV当事者だからこそ、歩行訓練士に伝えたいこと~当事者YouTuberから日歩会へ発信~」
★講師 杉本 梢 氏
日頃、SNSで情報発信されるなか、歩行指導・歩行訓練に対して感じていること、我々歩行訓練士に対して伝えたいことをお話ししていただきます。
『梢の心になるほど隊』も合わせてご視聴ください。
https://www.youtube.com/@kozue_sugimoto

第2回 踏切に関する意見交換会(対象:会員)【会員限定】

日時:2022年1月9日(祝月) 19時~20時20分

形式:ZOOMにてオンライン開催

参加人数:17名(会員)

司会:田中雅之副会長

① 踏切PT立ち上げと今までの検討内容の報告【資料 PDF版】(青木副会長)
② 実証実験の報告【データ Excel版】 【スライド PDF版】(堀内事務局長)
③ 国交省懇談会の経過報告【資料 PDF版】(古橋会長)
④ 12月3日公開シンポジウム報告(古橋会長)
⑤ ECOMO交通バリアフリー研究・活動助成(中村理事)
⑥ 意見交換

意見交換の内容
・踏切から出たことがわかればよいので、「出口の警告ブロックで止まる」ことにこだわらなくてもいいのではないか。次回検証を行う際には指示の出し方を検討した方がよい。
・踏切内に杖で伝える(直進性のある)縁石があると良い
・踏切の構造を知らない人がいるというのは具体的に
➡遮断機の降りる順番やタイミング、エスコートゾーン自体を知らない人がいた
・入口の構造は交差点と同じなので、敷設に関して特に異論はないのでは。
・EZの途中で出口と勘違いして手を挙げた方は何人いたか?
➡40試行で2名ぐらい
・踏切に平行した側道もあるので、導線の誘導ブロックを設置することが難しい場所があるのではないか。周囲の道路環境との兼ね合いのなかでどう設置していくかが大切。
・地元の市では市内の約10カ所ほどに設置予定で議会も動いている。EZも付けたい意向だがまずは警告ブロックのみの設置を提言している。
・地元の企業が積極的になっており、行政・当事者団体とともに連携して動いていこうという話になっている。
・歩行訓練士会として警告ブロックのみの設置等、何をどう提言するのか、スケジュール感をもって対応してほしい。
警告ブロックの敷設は賛成だが、警告ブロックさえ敷設されれば良いと解釈されるのは困る。線状ブロックの敷設も併せて検討する必要がある。

・実証実験の被験者が、普段踏切を利用していない人が多い。普段使用している人を対象に実験を行ったら違う結果も得られるかもしれない。
・当事者の踏切のニーズ把握、実際の事故数、規模感?も考える必要があるのではないか。
・今回の対策は、視覚障害者が踏切を単独で利用することを前提としているか?また歩行訓練ありきの対応か? 訓練を受けていない人でも安全に横断できる対応か?
➡他と同じでハード面の整備だけで100%安全の確保はできない。訓練を受けていない人も含めて、音など複合的な対策をすることで、その割合を上げていくことを目指すことになるのではないか。

・地方ではすぐに整備されることはない。まずはしっかりと現地で今の環境のなかで安全に歩けるように必要な訓練をしていく。

・当事者だけでなく踏切のバリアフリー整備の構造や意図など含め、社会への発信も必要。

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